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一昔前まで、よく稼げるアルバイトと言えば塾講師が挙げられていました。塾講師のアルバイトは給料が時給で与えられるのではなく、一コマいくらというシステムで払われるのが主な形です。少し前までは、時給で換算するとそれなりに高く、その仕事柄から、就職や教員志望の人にとても有利で人気のあるアルバイトでしたが、今ではそのようにはいかないようです。今と昔の塾講師の実態を探ってみましょう。

いまの塾講師をやっている人の声を聞いてみると、「よく稼げていいアルバイト」と答える人がいる反面、「すぐに辞めた」や「全然稼げない」と答える人も多くいます。その理由はなんでしょうか。

まずひとつ考えられるのは、一コマの授業料を時給換算すると、最低賃金を下回ることがあるということです。塾講師のアルバイトは、授業をするための準備や予習が必要です。自分で事前にテキストを読み、ノートを作る作業は、実質時間外労働になります。また、授業が終わった後も、教室の掃除や日報を記入したりします。一コマあたりの給料はそれらの拘束時間も含めた値段であることに注意しましょう。

また、塾講師のアルバイトは集団に対して教えるのか、個人に対して教えるのかで、働く環境が大変変わってきます。集団に対して教える塾でアルバイトをする場合、学校のように黒板やホワイトボードを利用して授業をします。一方個人に対して教えるアルバイトでは、一人もしくは二人に対して集中して教えることができます。準備や授業の難しさを考えると、どうしても集団の授業の方が大変です。集団に教える方が個人に教えるより給料が高い場合がほとんどですが、それなりに覚悟が必要です。アルバイトに応募する前に必ず、集団か個人かを確認するようにしましょう。

いま、教育熱心な家庭が多くなっている中で、小学生の早い段階から塾に通わせることもしばしばあります。そんな中で、塾のアルバイト募集も多くなっています。しかし、ブラックバイトと呼ばれるアルバイトが塾には多いため、よく見極めなければいけません。単に給料が良さそうだから、有名な塾だから、実績のある塾だからと、表の情報だけで判断せずに、実際に塾でアルバイトをしている人に話を聞いてみたり、もし自分が通っていた塾があったらその塾の社員さんに相談してみたりしましょう。